大衆食堂派

連休前、大忙しの午前診療を終えた。

空腹をささっと癒すため、普段なら近所の大衆食堂へ行って、飯と味噌汁・焼き魚と炒め物を5分で食べて帰ってくるのだが、今日は魔が差して更に一本道を奥に行った小洒落た店に入った。

場所は北区杉村、先月の20日にオープンしたばかりの有機野菜の本格カフェレストラン・DUCK STREET CAFE。

スタッフが全員女性、客は地元のマダムたち、私ひとり場違いなオッさん。
大衆食堂なら陳列棚の好きなオカズを0.5秒でチョイスして、飯と味噌汁が来たら一気に搔き込んで、「ごっそさん!」の一言で店を出て終わりだが、こういう店は仰々しくメニュー表を眺め、品性豊かな声で注文し、しびれを切らす事なくファッション雑誌でも読みながら待ち、出てきた食事を普段の1/10くらいのスピードで食べなければ格好がつかない。

注文したランチは美味しかった、そこは間違いない。
接客も丁寧で、全く不満はない。

しかし私は、大衆食堂派だと改めて認識した。

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