前田VSフライの真相

先日リングスのネットチャンネルで、1994年7月大阪府立体育会館でのメインイベント、前田日明vsディック・フライを観た。

この試合、動画を紹介できなくて残念だが、日明兄さんが10年ぶりにキレた凄まじい試合でした。
番組での日明兄さんの証言によれば、母国オランダから身内が応援に来ておりいいカッコしたいフライが、試合序盤から反則のサミング攻撃を仕掛け優勢になろうとし、それに日明兄さんも怒りの表情で対応、掌底でフライをボコボコにすると、グラウンドに移行してレッグロックでギブアップを奪う、その間わずか174秒の、技を競う試合というより、怒りを伴う喧嘩の勝利でした。

試合後の乱闘騒ぎも凄かったのですが、当時一番印象に残ったのがフライのギブアップの早さ。
日明兄さんの技がセットされる前にタップしたように見え、喧嘩ふっかけた身にしては降参するのが早すぎねーか?と疑問に思った。。

その疑問が先日の番組で解けた。
日明兄さん曰く、あのフィニッシュホールドはレッグロックではなく、カールゴッチ直伝の殺し技「フッキング」というもので、技が完全に決まればフライの関節は破壊確実で、キレながらも日明兄さんは技を緩めていたという。

昭和のプロレスラーは、試合中に相手が仕掛けてきても対応できる。
影の殺し技を習得しているから。
マニアの皆さん、この試合、再度確認してちょーだい。

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