人はなぜバーテンダーになるか

N師匠の推薦書。
一目惚れする表紙だ。

本書は、平成5年から7年にかけて「サントリー・クォータリー」に連載されたもので、銀座11、札幌1、嬉しいことに名古屋から1人、老舗Barのバーテンダーの含蓄あるインタビュー集。
今から20年以上前に発行されたもので、紹介されているバーテンダーたちも掲載時既に人生の大先輩ばかりなので、現在では亡くなられている方も多いだろう、調べてみたらやはり、残念ながら名古屋の掲載Barも相当前に閉店していた。

登場するバーテンダーは全てプロ意識が高く、機微に通じた、寡黙な親父のような存在で、こんな店でまったり葉巻吸いながら、一日の疲れを癒したいと思いながら読みました。
20年ひと昔、もうこれらのような雰囲気を醸し出すBarは、なかなか存在しないのではないだろうか。

行きつけのBarのマスターにも読んでもらいたくて、アマゾンをチェックしたら、中古が1円で売っていた。
古さを値付けの基準にしとるとはいえ、こんなカッコいい本が1円とは、眼力のないことだ。

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