二井原実自伝 真我

1981年結成から現在まで38年間で、27枚のアルバムをリリース、海外で評価された最初の和製へヴィメタルバンド・ラウドネスのオリジナルボーカリスト、二井原実の自伝。

70年代後半に生まれた新しい音楽ジャンル、それも欧米発祥の音楽を、日本人で最初に始めて、更にその地で勝負する開拓者としての物語が、本人の格好つけない明け透けな言葉で語られている。

アメリカ進出最初のシングル「CRAZY NIGHT」を英語で歌うための訓練と苦労は、てっきり日常会話程度はマスターしていての歌唱だと当時思っていた自分には驚愕の話だった。
1988年のバンド脱退は、脱退ではなく、実は英語歌唱が非力故の解雇だったのは更に衝撃。
そう、ラウドネスの快進撃をリアルタイムで追える年代だったのに、実は彼らのファンではなかった故の私の無知。

しかしながら好きなジャンルであるヘヴィメタルの先駆者として、現在まで活動を続ける日本で唯一無二の人生の歩みに興味があって、夜寝床で読み始め、結局最後まで読み切ってしまった。

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