ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

彼の命日の17日にと思っていたが、購入して我慢できずに早速読んでしまった。

その容姿とリング上のファイトスタイルから形容される超獣、キングコングとは真逆、インタビューに応じる彼の言葉はインテリジェントそのもの。
本書の第2章で紹介されたインタビュー集は、過去のプロレス雑誌で掲載済みのものであろうが、改めてまとめてブロディ語録として読み返してみると、その知性と頑固なまでのポリシーに感心させられる。
特に最終章に掲載された、インディペンデントであることの拘りと未来についての発言は、ファンに送られた人生訓、彼の遺言のようにも捉えることができ、非常に感動した。

1974年27歳の遅くにデビューし、1988年42歳でこの世を去った、14年という短いキャリアのなかで、一貫してメインイベンターに拘り、滅多に3カウント負けを許さなかった(エンターテイメントのプロレスであっても)彼は、たとえ死ななかったとしても、早い時期に引退して、違う分野でその知性を武器に成功したのではないでしょうか。

読了して、YouTubeで彼の勇姿を鑑賞しまくった。
全盛期は年齢的にも80年代初期だと思うのだが、その頃一番印象深いのは残念ながらシングルプレイヤーの彼ではなく、当時の日本ではハンセンとの超獣コンビだと思う。

画像の如き馬場・鶴田、ファンクス等としのぎを削り合うのだが、こんな凄いアングルも・・・ありましたありました。

こんなアングル、今のプロレスはやれるか?

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