ビッグバン・ベイダー逝く

昭和最後の大物外人レスラーが、6月18日に亡くなったようだ。

ベイダーといえば、やはり初来日時のデビュー戦だろう。
メインイベントの猪木 VS 長州に割り込んで、ビートたけしプロレス軍団の刺客として登場、なんと猪木を3分でKOした。
当時のプロレスファンには、プロレス=エンターテインメントという認識は薄く、特に新日本プロレスは「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」という常在戦闘を宣言しており、それを真に受けた猪木信者の熱心な信仰を受けていたので、会場となった両国国技館は不満が爆発、観客の暴動が勃発した。
現在の猪木色が一切消えた同名団体とは全く別もの、当時は観客の血湧き肉躍る興奮と厳しい視線が存在していた。

ベイダーはその後、UWFインターナショナル、全日本プロレス、ハッスルにも登場するが、2000年以降はその存在感も、観客のプロレスを観る真剣度も薄らいでいった。

昨年4月には藤波辰爾デビュー45周年記念大会で、62歳でも戦う元気な姿を見せてくれたが、試合後、突然リング上で倒れ、心臓疾患を抱えていることが打ち明けられたが・・・残念なことだ。

最も明確に破壊力が伝わるレスラーでした。
R.I.P.

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