ゲット・アウト
19作目
アメリカの有名コメディアンによる初監督・脚本作品のため、ゴールデングローブ賞において本作がコメディ部門にカテゴライズされたらしいが、私の観た限り完全なホラー、それもかなり怖い部類の作品でした。
監督曰く、人種差別の心理が初めてホラー映画でテーマとして扱われた作品。
ディスクにはもう一つのエンディングが収録されており、オバマ政権下でのアメリカで、警察が黒人を不当な理由で射殺するという事件が相次いだことにより、本編は急遽変更されたエンディングが収録されたそうで、監督の本来の意向であるもう一つの方が観れるのは興味深い。
ほとんど無名の俳優陣による低予算作品で、制作費の50倍の興行収入をあげた最もな理由は、やはりテーマの着眼点と優秀な脚本故だろう。