わたしは、ダニエル・ブレイク

79作目

2016年イギリス・フランス製作のドラマ作品。

一旦は引退表明していたケン・ローチ監督が、現在のイギリスの格差・貧困問題(これは日本も同様だと思う)に対して、いま伝えたい物語として再び作り上げた。

つくづく貧乏は悪だという現実にぶつかる作品だ。
国家は、いざとなったら弱者救済ではなく、切り捨てに動くことがよくわかる。
救いはダニエル・ブレイク演じるデイヴ・ジョーンズの本業であるコメディアンとしてのユーモアだが、これ、主人公が悲観的思考人間だったら悲惨な末路だ。

公式サイトには、本作の収益から日本の貧困支援2団体に100万円ずつを助成する案内がある。
この助成は1回きり、継続支援無くして意味かあるのか?と思いがちだが、このような支援を目の当たりにした我々が、何を思って行動するかが重要なんでしょうね。

助け合いだよ人生は。

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