高齢になったら

それが正しいかどうかは別にして、当院でのやり方ということで・・・

飼育法の改善と獣医療の進歩によって、平均寿命が延び、高齢ウサギを診る機会が増えた現在。
ウサギは症状を隠す動物なので、診断に当たってレントゲン・血液検査などに頼るケースが多いのですが(先日も血液検査機器メーカーさんが、当院の検査数の多さに驚かれていた)、おおよそ9歳を超えた高齢ウサギに関しては、検査時の身体的負担が害になる、場合によってはその場で倒れる危険もあると個人的には警戒しています。
ですから無理に病状を隅々把握しようと無理をせず、先ずは経験的に導き出された治療をしてみて、その反応の有無によって、その後検査が必要なのかどうか判断することにしています。

飼主さんに至っては、ずっと我が子として生活を共にしてきた愛兎なので実感が薄いと思いますが、その老齢度を理解していただき了承してもらうと同時に、以後の自宅での飼育法も、愛兎の老後の生活に適した環境作りに努めてもらいます。

結果として、それが気分良く長生きしていただく、最良の方法だと現時点では思っています。

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