爪剥がれ
ヒトの生活環境で飼育されるペットウサギには、様々な爪を剥がすアクシデントが生じます。
・爪が長いこと。
・爪が切ってあっても、踏ん張ったときに、指先が引っかかる場所が飼育環境に存在すること。
・野外を走り回り、巣穴を掘って生活する野生種と違って、足先が柔(やわ)であること。
・飼主さんのコントロールから逃走しようとして、慌てて動いたとき。
などが原因として考えられます。
野生種であれば、爪が剥がれることによって、全力疾走や穴掘りに支障が出て、捕食者に襲われやすくなり、生死に関わる問題となるでしょう。
しかし、ペットウサギにはそのような問題は発生しませんから、爪が剥がれた指先の傷が悪化しなければ大丈夫です。
止血されていれば、2〜3日様子見て、かばう動作がなければ問題ないでしょう。
なかには爪が根元から剥がれてしまい、生えてこない場合もありますが、その後の日常生活に支障をきたすことは少ないと思います。