爪切りで経験値を上げている
当院で一番多い処置、それは爪切り。
一日に相当数の患者さんの爪を切らせて頂いている。
それって、獣医師の仕事じゃなくて、ペットショップさんや飼主さん自らやるべき事なんじゃない? と思うのが普通。
しかし、この処置をさせて頂くことで、様々な性格・年齢・体格のウサギと接するコツを掴み、見て(視診)、聴いて(聴診)、触って(触診)病気を発見する技を習得し、爪の伸び具合や足裏を見て、飼主さんの飼育状況まで推測する洞察力を養わせてもらっている。
これらの経験値の積み重ねが、ウサギを診る獣医師として、私の価値を決定していると言ってもいいから、本当は、爪切りさせて頂きながら私は授業料払ってもいいくらいだ。
・・・て、次回爪切りに来院した時、請求しないでね。