新しい骨折治療

骨折した骨を固定するために一般的に使用されるのは、ボルトやピンなどの金属部品です。金属部品は頑丈ですが、骨に負担をかける事が多く、ウサギなど骨密度の華奢な動物は再骨折の可能性が高く、摘出のための再手術も必要になります。

現在、アメリカのタフツ大学とベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの研究チームが、従来の金属部品に代わる部品として、蚕が作る絹タンパク質を原料にした骨を固定する部品の開発が進んでいます。
絹の部品は強くてしなやかなうえ、体内で分解されるので、再骨折の心配が無く摘出手術が不要です。技術が進めば絹部品の分解するまでの時間を、数時間から数年の間で調整できるようになるそうです。
ラットでの実験は行われ、近いうちに臨床試験が行われるということです。

近い将来ウサギの骨折手術にも用いられる事になりそうですね。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ