斜頚の治療中

みそたろうちゃんは新年早々斜頚になってしまい、今も治療を続けている。

治療の効果か、本人の復活力か、はたまた飼主さんの介護に助けられてか、相変わらず顔は傾いたままだが、転ばず踏ん張れるようになり、瞳に意思が見えるようになった。

発病当初、飼主さんにはいくつもの指示を出した。
・飼育環境をバリアフリーにして事故が起きないようにしてください。
・だからといって絶対安静にせず、リハビリとして活動も必要。
・自力採餌できないなら流動食を食べさせてください。
・同時に自力で食べる訓練もしてください。
・食べものと同様、水分摂取にも気を配って・・・

これだけのことを任せてしまったのですから、飼主さんも病気になってしまうほどストレスがかかったと思います。
しかしウサギにとっては、病院で入院(それも何日も)するよりも、慣れた環境の自宅で看病された方がストレスが少なく、より早い回復が期待できます。
だから困難を承知で飼主さんに委ねるのです。

頑張って頂いた結果、ある程度管理ができるようになった飼主さんは、より愛兎が気分良く療養するにはどうすればいいか?と尋ねてくれます。
強制給餌の方法など、改善点があれば指摘して、更に自宅で試してもらいます。

病気が治っていくことはもちろん嬉しいことですが、飼主さんがウサギの取り扱い方を理解し、愛兎の気持ちを察し世話する姿を見せてくれるのも、私にとっては同等に嬉しいことです。

またひとり、プロのウサ飼い誕生ですね。

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