当院では腸閉塞と言っています
20年以上前なら(胃内)毛球症と呼ばれていた病態。
ウサギは吐くことができないから、胃内容物の流通障害が起きると、ガスや胃液の分泌によって、胃が風船が膨らむように張れて、その痛みから早急に命に関わる危ない状態になること。
飼主さんが理解しやすいように、胃の先で何か詰まって通らなくなってる、と説明することが多い。
で、現在では病気の原因、発生、経過、治療法などが解明されてきて、より正確な病名で呼ぼうと、胃拡張、胃腸閉塞、急性胃鬱滞、鼓腸症など、様々な名称が出ています。
しかし、呼び名に拘っているのは我々獣医師だけで、説明を受ける飼主さんからすれば、非常にややこしいことだろうと思います。
当院では、説明とともに飼主さんが一番イメージし易いだろうから、腸閉塞と言うことにしています。