多飲多尿
ウサギの正常な飲水量と生成尿量は、1日に体重1kg当たりそれぞれ50〜150ml、120〜130mlとされています。
それらの量が増加する、普段以上に水を飲み大量の尿を排出する状態を、読んで字の如く多飲多尿といいます。
原因は、腎臓疾患、肝臓疾患、子宮蓄膿症や糖尿病などの病気から、飲んでいる薬剤によるものや、発熱、疼痛、ストレスなど多岐にわたります。
面白いことに、ウサギは暇を持て余す、退屈によっても多飲を誘発する動物です。
肉食動物に襲われたり飢餓の心配が全くないペットウサギの日常は、彼らにとって緊張感の抜けた単調なものかもしれなく、案外これが理由で起きることもあると思います。
大切なのは、飼主さん個人で原因を決めつけず、症状が出たら獣医師に診てもらうことです。