匂いを嗅いでみる
飼主さんは愛兎の病変を目で見たり、普段聞かない音、例えば歯ぎしりやお腹の音が聞こえたりして、来院されることが多いでしょう。
そこにもう一つ・・・匂いも重要です。
先ほど来院されたある飼主さん。
「うちの子の耳が臭いんです」
ウサギの耳の穴、当院ではこのような器具を使用して観察します(画像はイナバ)。
来院されたウサギは耳の穴の奥の方で、外耳炎による炎症が観察されました。
自宅で飼主さんが愛兎の耳の奥まで観察することは困難でしょう。
外耳炎などの病気は、そこから立ち上がる匂いで判明する場合があるのです。
その匂いは、愛兎の耳元でしか確認できないでしょうから、普段から相当密着したコミュニケーションを取れる飼主さんでないと、見つけることは困難です。
見つけた飼主さん、さすがです。