動画撮影

被食者であるウサギは、弱みを隠そうとする動物です。
自宅で飼主さんが発見した様々な症状も、来院時の緊張する診察台上では一切見せてくれない場合があります。
そんなときは、飼主さんからの報告、各種検査等によって病気を見つけだすのですが、やはり患者さんがはっきりした症状を示してくれた方が、診断に役立ちます。

今は良い時代です。
私がウサギ診療スタートした20年前と違って、殆どの飼主さんがスマートフォンという、高解像度の動画撮影機能を標準装備したアイテムを携帯していますから、グットタイミングで愛兎の気になる症状を撮影することは容易だと思います。

見せて頂いた動画は、その子の診療の大きな助けになると共に、ときには勉強会や病気説明用動画として提供され、他の飼主さんにも大いに役立たせて頂いております。

加えて最近は、我が子の面白い動画を「先生、見て見て〜」と紹介してくれる飼主さんもいらっしゃり、ああ、この子は自宅ではこんなキャラクターなんだな、と確認することで来院時との違いが明瞭となり、その子の診察時の緊張度合いが推し量れます。

来院前の動画撮影、想像以上に大切なんですよ。

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