世代によって認識が違うから

旅行や出張などで愛兎を実家に預ける場合。

実家のご両親は昭和世代(下手すると私と同年代だったり)で、現代のウサギ飼育知識とはかけ離れた認識を持って愛兎と接しようとします。
我々(もう往生際の悪いこと言わず、ジジイだと受け入れましょう)の子供時代、ウサギは家畜からペットに移行したばかりで、学校飼育動物として各小学校で多数飼育されており、給食の残飯(野菜やパンなど)や野草を適当に与えられて生きていた動物でした。
私の幼年期の記憶を辿っても、牧草を主食として食べさせるという知識はなかったように思います。

預け先のご両親は、ズバリこの世代です。

突然の依頼で預かったウサギに、最初は戸惑いながらも、冷蔵庫にあるニンジンや果物を適当にあげてみたら、ものすごい勢いで喜んで食べてくれた。
そしてなくなると潤んだ瞳でお代わりを訴えかけてくれば、普段から愛情に飢えた寂しい世代(あっ、失言、これ私だけですか)、そりゃもう喜んじゃってドンドンあげてしまいますがな。

そして引取りに行く頃には、立派なオヤツ大好きウサギが完成している状態。
その甘い生活から抜け出し、再び牧草中心の健康的な生活に戻すには、大変な苦労を要し、飼主さんが憎まれ役を買う羽目になります。

そして二度と同じ預け先には愛兎を連れていけないでしょう。
だって愛兎は思い出して興奮して盛んにオヤツを要求し、当然ご両親はその催促に逆らえないでしょうから。

預ける時は、事前に預かってくれる方に十分レクチャーしてから、ですね。

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