下痢・軟便で股が汚れたら
様々な消化器疾患の一症状として下痢・軟便の排出が起こります。
消化機能が確立される前の幼兎なら重篤で緊急状態のサインですが、大人のウサギの場合は、原因をしっかり突き止めて、それに沿った治療をすることが望まれます。
飼主さんは愛兎の状況が直視できる場所、汚れた股に最も注目しますから、直ぐにでも綺麗にしてあげようと、濡れティッシュで拭いたり半身浴で洗い流そうとします。
しかし、症状の原因が解明されず治療効果も不確かな状態で、衛生管理に拘って苦労して綺麗にしても、再び下痢・軟便を排出すれば元戻りです。
綺麗にする作業が、ウサギにとってはストレスになる可能性もあります。
まずやるべきは原因の究明と治療で、下痢・軟便が止まったのを確認してから、衛生管理に努めるべきです。
体力が温存されているウサギなら、汚れた股は自分で手入れして綺麗にする場合もあると思います。