ポインセチアの毒性

先日ポインセチアの葉を食べてしまい、急激に元気食欲を消失し、血液検査で肝臓の数値が上昇、治療の甲斐なく残念ながら亡くなってしまった患者さんがいました。
今回、飼主さんの当ブログで公表して注意を促してほしい、という希望を受けて記します。

ポインセチアは、クリスマスが近くなると花屋に鉢物が出回ることから「クリスマスフラワー」とも呼ばれ、今の季節室内に飾られていることが珍しくない鑑賞植物です。
Poinsettia

(財)鳥取県動物臨床医学研究所による「動物が出会う中毒」によれば、
ポインセチアの有毒部分は茎からの樹液と葉、
成分はステロイド系トリテンペノイド、ジテルペンエステルの複合体で、
中毒症状は嘔吐、下痢、口腔の灼熱感、皮膚炎とされています。

草食動物であるウサギが、どの程度食すと命を奪うほどの毒性を示すかわかりませんが、室内飼育で今の時期遭遇する可能性のある植物ですので、ウサギの飼主さんは注意する必要があります。

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