ヒトに飼われる歴史が浅い

フランスの国立科学研究センターをはじめとする研究グループが、イヌ科の骨などから採取したDNAを解析し、およそ9000年前、現在のイスラエルやシリアがある中東で農業を確立した人類が、小麦や豆などの穀物とウシやヒツジなどの家畜と共に、イヌを連れてヨーロッパに移住したことを明らかにした。
番犬や狩猟犬、またはペットとして、イヌは少なくとも9000年の歴史があるということです。

片や、ウサギとヒトの出会いは3000年前に遡るといわれており、そして1500年前にヨーロッパで家畜化が進みました。
ペットとして流行し飼育数が増えたのはビクトリア王朝時代とされていますので、今からたった180年くらい前のこと。
日本では終戦後しばらくは家畜として、一羽二羽と数えられていた動物ですから、ペットとして普及したのは更に最近の数十年前。

こうやって両者を比べると、圧倒的にウサギはヒトに飼われる歴史が浅い動物といえるでしょう。

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