ウサギは匂いに敏感

まるちゃんは2歳オスのネザーランドドワーフ。

世話好きな飼主さんによって、ケージ付近に芳香剤が置かれ、身体にウサギ用スプレーをあてられていた。

自然界でウサギは肉食動物に捕食されないように、自分の気配を消そうとします。
気配とは自分の匂い、すなわち体臭であり、それを可能な限り消そうと頻繁に毛繕いするし、自分の周りの匂いにも敏感になるのでしょう。

だから上述の飼主さんの行為によって、まるちゃんは過剰に身体を舐め回すようになり、被毛が唾液で固まり変色してしまいました。

飼主さんから相談を受け、愛兎の生活環境全般を問診し、原因に推測された芳香剤、スプレー等をやめていただきました。
それから1ヶ月、正常な毛並に戻ったまるちゃん。

まだ一つ、飼主さん宅の事情でキッチンにウサギケージが設置されている為、心配は残りますが(匂いが多く発生する場所ですから)、今回のことでウサギの習性を理解した飼主さんですから、上手く対処できると思います。

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