ウサギの辛さが想像できる

歳とって抵抗力が弱まったせいなのか、
日頃の不摂生が祟ってか、
アレルギーと合わさって相乗悪化してるのか、
風邪からの復活がなかなか宣言できない。
特に夜間の鼻づまりによる息苦しさで寝れないのが辛い。

しかしながらヒトは鼻が詰まれば口開けて呼吸すればいい。
対してウサギは鼻呼吸が中心だから、開口呼吸しだしたら相当危ないサインと認識される。
だからちょっとした鼻づまりでも、さぞかし辛いだろうと、自分が風邪ひいて思いいたるわけです。

ちなみにウサギの正常呼吸数は30〜60回/分で、ストレスにさらされると200回/分を超えるまで増加します。
くしゃみや鼻水は、ストレスや興奮でも観察できますし、環境温度や食べもの、感染や歯の不正咬合、アレルギーまで原因が様々で、飼主さんからの詳しい聴取をもとに治療を進めます。
また、ウサギは咳中枢反射が乏しく、嘔吐が欠落している動物ですから、咳の症状を観察することは稀です。

当院診察室のPCには、患者さんより提供して頂いた各呼吸器症状の動画がありますので、それを見てもらい飼主さんに判断してもらう場合もあります。

何れにせよヒトのそれより辛い病気ですから、早め早めの受診で早期に解決してあげたい病気です。

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