アサガオの毒性

9歳オスのコウタくん。
CIMG3555

ベランダで栽培されていたアサガオを食べてしまい、大量の下痢で来院しました。

鳥取県動物臨床医学研究所発行の「動物が出会う中毒」によれば

アサガオ
190643Ag6

有毒部分 種子
成分 ファルビチン、コンボルプリン、リセルグ酸、インドールアルカロイド
症状 嘔気、嘔吐、下痢、反射低下、瞳孔散大、幻覚、血圧低下

とあります。

飼主さん曰く、挙動不審なところやフラつく感じがあったそうで、そのような神経症状は来院時にも観察できました。
コウタくんの血液を調べたところ腎臓の数値も上昇しており、点滴による治療を施し、完治までに一週間を要しました。

小学校の夏休み課題でも栽培され、俳句では秋の季語であるアサガオは、今の時期ポピュラーな植物ですから、飼主さんはウサギが誤食しないように気をつけてください。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ