みつける重要性

チョコちゃんは4歳になるメスウサギ。

2017年10月に最初の腸閉塞
以後健康に気をつけ飼育管理を徹底していたが、小振りな体型(1.5kg弱)が影響してか、翌年9月、今年2月にも同じ病気を経験している。
そして先日、4度目の同症状で来院した。
場合によっては命を落とす可能性のある病気を4度も経験して、無事生還してこれる要因は、なんといっても飼主さんの発見が早いことに尽きる。

初めて病気になったとき、愛兎が苦しんでいる様子を見て飼主さんの多くは動転するのですが、”以後(再発)のこと” も考慮して、必ず飼主さんには愛兎の大きく張った胃を触ってもらいます。
チョコちゃんの飼主さんは、そのときの触感を忘れることなく、状態が良好なときのチョコちゃんのお腹との違いを、普段から触れることによって明確に区別できるスキルを獲得しました。

結果、痛みや不快感からじっとして動かないチョコちゃんを見つけたら、すぐにお腹を触って状況判断ができ、その緊急性を確認したら、一刻も早く来院してくれる。
治療する立場の私としては、非常に頼りになる飼主さんなのです。

・・・と、最近頻繁に取り上げるネタですが、それだけ早期発見早期治療が大切な病気だから。
うさぎとcafeで開催している勉強会(パート2)でも、より詳しく説明してますので、習得したい方は参加してください。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ