いたずら食い

先日、チョコレートをいたずら食いした患者さんが来院されました。

いたずら食いをした場合、食べたもの、食べた時刻、食べた量からその有害反応を予測して治療に当たるのですが、飼主さんが食べたチョコと合わせて手付かずのチョコも持ってきてくれたので、どの程度食べたか一目瞭然で助かりました(ここ重要)。

チョコレート中毒は、含有するテオブロミンの過剰摂取により中毒が起こるとされていますが、今回はイヌ・ネコで危険とされている量よりも明らかに微量の摂取だったため、結果的には大事に至りませんでしたが、そもそもチョコレートなんぞ、正常に消化する機能を持ち合わせた動物ではありませんので、問題ないとはいえません。

更に今回のいたずらウサちゃん、驚いたことに包みを開けて食べていたそうで、そこまで執着して食べたかったのかと。
味を知っていたわけではないので、相当な好奇心と探究心に突き動かされて行動したのだと思います。

チョコレート以外にも、目に入る様々なものに興味を示すでしょうし、それらを口にした場合、ウサギはイヌ・ネコと異なり、吐かせて治療すること(催吐)が不可能な動物であることから、最もいたずら食いには注意を要する動物と言えます。

今週は他にも、ペットシーツ、床マット、ドッグフードetc. 様々なものを食べてしまったウサギの来院が続いてますので、飼主さんには一層の注意をお願いしたいです。

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