シェイプ・オブ・ウォーター

30作目

2017年アメリカ制作、半魚人と女性の禁断の愛を描いたドラマ作品。
第90回アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞し、日本公開時も話題になった。

世間と馴染めない様々な理由で日陰の生活を送る非力な男女が、国家組織に捕獲されている半魚人を救出解放しようとする、その間に半魚人と女性の心が通じ合い・・・という、筋書きとしては陳腐ともいえる作品だが、人間の性行動やバイオレンスを内面的醜さとして描いて、半魚人の外面的醜さに匹敵させているので、アメリカではR18+指定で公開された、内容より映像を楽しむ作品といえる。

天邪鬼な私は世間が騒げば騒ぐほど観たくなくなる性分なのだが、話題になっていたその時期、律儀に映画館で鑑賞した知り合いは、オープニングすぐに決して美貌とはいえないヒロインが、いきなり浴槽で・・・始めたのを、ただ不快感で観てしまい、これのどこがアカデミー賞なんだと憤慨していた。

私的解釈なのだが、世捨人並みに世間から孤立したヒロインは、水の中だけが心許せる場だから、あれが日課になったのだし、だから半魚人とも結ばれたのでしょう。
もっと言えば首の傷は、すでに過去両者は出会っていたという印なのかも。
という、単純ストーリーながらも、ある程度大人の推察を必要とする作品。

結局、あまり乗り気せずディスク鑑賞した結果、憤慨までいかずとも感動にも至らなかった。
唯一、半魚人の手の平を自分の頭に当てたいと熱望した。
観た人ならわかるでしょ?(笑)

あまり考えずに楽しめる、R指定の御伽話ですな。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ