ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

百田尚樹の著書をパロった帯にドキっとした、わざわざアンチを挑発しなくてもいいのに。

今回は著者の従来の作品よりも、ボリュームは少ないが内容が濃く、個人的にはこれくらいが肉体的疲労(目の疲れ)を伴わずジャストフィットだった。

まさに今、世に問わんといかんだろうという絶好のタイミングで、文章でなく漫画で作品を発表する、それもこの内容でというのは、相当な創作能力だと感心してしまう。

最近はリテラシーの欠如から、著者の主張が誤解されていることが多いそうだから、軽い気持ちでミスリード(misread)しないように、一字一句理解しながら読み進め、思考疲労が溜まりかけたとき、ちょうど良いタイミングでギャグが入り込む、緻密な計算で作り上げられた全17章だ。

第9章の八つ墓村論は、最近のワイドショーに辟易し、かと言って十分に反論できる口を備えていない自分にとって、最も納得のいく答えでした。

70年前の坂口安吾の「堕落論」も読みたくなって買いました。

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