鳴き声

ウサギが発する鳴き声を聞くことは稀で、一般的な飼育環境では喜びや防御を表す唸り程度でしょうか。
稀に、相当警戒心が強く気が小さいウサギが、診察中に恐怖から甲高い声を発することがありますが、それ自体老齢や循環器・呼吸器が弱い個体には命取りになりますので、当院ではそのような声が上がらないよう、個々の患者のキャラクターを熟知して接しています。
ですから患者の殆どがウサギの当院は、イヌ・ネコ診療を主体とする動物病院と比べてとても静かです、彼らは派手にワン、ニャン鳴きますから。

しかしながら狂犬病予防月間がスタートした今月は、当院でもイヌの来院が増え、診察室が賑やかとなります。
あまりに鳴き声と興奮が大きなイヌは、待合室の他のウサギに迷惑となりますから、その飼主さんには説明のうえ、対策を取らせて頂いております。

ココちゃんは9歳のホーランドロップ。
爪切り処置の最中、ずっと小さな声を発する。
老齢の個体なので、前述の恐怖による発声だとこちらも緊張が走るのだが、ココちゃんの場合、どうも悔し紛れに悪態をつくような鳴き方なのだ。
前後18本の爪を切る度に、いてーなこのヤロ、冗談じゃねーぞおいっ、まだやるんかいっ、いい加減にせーよ…
文句は多いけど、逆らうことなく爪切りをさせてくれるココちゃんは、実は愛くるしいウサギなのだ。

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